これじゃメイクも台無し。
なんてそんなことも考えていた。
「いい姿ね。そのまま葵に会いに行けば?」
それだけ言って出て行く先輩三人。
私はしばらく動けずにいた。
こんな姿じゃ出れないし…。
「どうしよう…」
あ、そういえば友美待たせてるんだ…。
でも、友美にこんな姿見られたくないな…
でも、だからってこのままではいられないし…。
友美しかいないし…
私はポケットから携帯を取り出す。
奇跡的に携帯は濡れていなかった。
友美に電話をかけるとすぐに出た。
『なーにー?遅いよー』
何も知らない友美は呑気な声。
「あ、友美?助けてほしいんだけど…」
『えー?何、どしたの?』
真剣な声に変わる友美。
「あ、と…制服びしょびしょで、出れない」
『はぁあ?制服がそんなにびしょびしょってどゆことよ?とりあえず行くわ』
私は友美に場所を教えて電話を切った。
そして、一分もしない内に友美が来た。

