ヤンキーな彼にベタ惚れ。




「…トイレ行ってくる」


私はそう言って校内に入って行った。
たまたまベンチの後ろは二年の靴箱の前だったのでそこから入った。


そして、すぐにトイレがあって私は小走りで中に入る。





ドンッ…





思いっきり誰かにぶつかってしまった。


「あっ、ご、ごめんなさい」



ここにいるのは多分2年だよね?


その人を確認すると…



「げっ…」


思わずそんな声を漏らしてしまった。

そこにいたのは私を体育館裏に呼び出したギャル三人組の真ん中にいた先輩だったから。




先輩は私を見てあからさまに嫌そうな顔をする。




「げって、なんだよ。むかつくな」



あ…
思わず、声に出しちゃったんだっけ。




他のトイレ行こう…
そう思って後ろを向こうとしたら




「まだ葵の周りうろついてんだって?」




と、低い声で聞いてきたから固まってしまった。



「迷惑だって、目障りだって言ったよね?ねぇ、まじ消えてくんない?」


そう言う先輩の目はすごく冷たかった。
だから、ゾッとした。怖かった。