ヤンキーな彼にベタ惚れ。








また、か…
意識を戻したら病院だった。

ただ、違うのは酸素マスクを
付けられていたこと。


少し離れたところで
お母さんと北条先生がいた。



北条先生は深刻そうな顔で
お母さんはハンカチで目を拭いていた。


二人は私が目を覚ましたことに
気づいていないようだった。



「今回のことのような出来事はこれからは決して珍しい事ではありません。奈央さんの病状は非常に危険で、当初は半年が限界かと想定しておりまたが…」




北条先生はここで言葉を止めた。
しかし、すぐにまた言葉を続ける。




「後一ヶ月もつかもたないか…正直申し上げますと一ヶ月も…厳しいかと思われます」



その言葉は私の胸を突き刺すナイフのようなもので、私を不安にさせるには十分過ぎるものだった。




「そんなっ…」


お母さんは壁にもたれかかって、
溢れる涙を拭っていた。





息もしにくい。
それが答えなのか。


どこまで、私は苦しめばいいのか。
もう、何を思えば私は強くなれるのか
分からなくなった。









「死にたくない…」



死ぬのが怖い。
苦しみながら死んでいくのか、
ゆっくり死んでいくのか。


どっちにしろ私の未来らもう
残りわずかなのだ。