「奈央へ。
奈央?ここは奈央が大好きだった席。
毎朝毎朝大好きな人を一番に見つけて、
幸せそうに笑う奈央の顔はとても輝いていたよ。泣いたり笑ったり、何をするのも私と奈央はいつも一緒だった。だけど、奈央の悪い所は迷惑をかけたくないからって時々私に隠し事をするところ。奈央は心優しい子だって分かってたけど、隠し事をされるって本当はすごい悲しいんだよ?だって私達親友でしょ?迷惑なんて思う訳が無いじゃない。だから、病気のことも本当はすぐ教えて欲しかった。奈央は一人で闘ってだよね。そんな奈央の苦しみに一番に気づいてやれなかったことがすごく悔しかった。大好きな奈央だから、最初は嘘だって思いたかった。苦しみに耐える奈央の姿を見るのは悲しかったし、助けてやれない自分に無性に腹が立ったの。いつも笑顔だった奈央はどこにいったのって。神様はどうして奈央にこんな残酷な未来を与えたんだろうって毎日考えたの。でも、答えは見つからなくて。でも一つ思った事がある。神様は奈央とことをちゃんと見てくれてるから、きっと奈央ならこんなことに負けないって分かってるんじゃないかな。奈央には人には見えない力があるんじゃないかなって。余命半年なんてそんなの、信じられない。絶対…奈央ならもっともっと生きられるよ。ねぇ、奈央。死なないで。私をおいてかないで。私の親友は奈央だけなんだよ?ずっと一緒でしょ?なのに私を置いていくのはひどいよ?奈央は誰より強い子だから、こんなことに負けないよね?一緒に卒業しよう。私も一緒に闘うから。奈央。大好きだよ。友美より」

