ヤンキーな彼にベタ惚れ。





全て終わった後、
北条先生に、車椅子を使うように
言われた。

私は了承した。
今日みたいなことがこれからも
起きるかもしれない。
そう思ったから。



北条先生の言うことはいつだって
当たるんだ。










次の日、葵はいつもみたいに
病室に来てくれた。

少し気まずかったけど、
いつもと変わらない態度で
来てくれたから安心した。



「車椅子になったんだけど、
一人じゃこげないっぽいんだよね」



やっぱり右手を使うのは厳しいから…
高いものを買えば片手で動かせるのもあるらしいけど、そんなの買うのは勿体無いからね。




「ふーん、俺が押してやるよ。トイレも手伝ってやるよ」


と、最後の方は面白そうに
笑ながら言ってきたから
葵の頭をコツンと叩いた。




「バカ、変態」



トイレには看護師さんを
呼ぶように言われたからそうするの。






「学校はどう?」




私が聞くと、葵は



「かわんねーよ」


と、答えた。




…変わらない、かぁ。
いいなぁ、変わらないの。


みんな、今の私の姿をみたら
驚くかな。






「行きたいなぁ、学校…」






葵と一緒に行きたい。
友美ともまた前みたいに過ごしたい。