ヤンキーな彼にベタ惚れ。




「ふぅ…うっ…や、だ…」



もう、葵の顔見れないよ…
恥ずかしくて無理だよ…。





その時葵の後ろから2人が来た。


「なーにやってんの…って、奈央ちゃん?!」



山下先輩の慌てた声がして
こっちに走ってくる音がしたけど、



「来るなっ!!」



葵が大きな声を出して、
それを制止した。


でも、もう手遅れだった。
山下先輩も涼太先輩も


「な、おちゃん…」


言葉を失ったようだった。



軽蔑、されたかな。
汚いって思われたかな…





「やだぁ…もう、どして…」



その時、




「奈央ちゃん?!」



北条先生の、声がした。




北条先生は私の姿をみて
状況を理解してくれたらしく、


葵や涼太先輩、山下先輩に


「悪いけど、今日は帰って」


そう言った。



三人は何も言わずにその場を後にした。




三人がいなくなった後も
私は肩を震わせて泣いていた。