次の日、
学校に行くと、みんなが
私の席に集まった。
昨日のことを心配しているらしい。
「みんな、ありがとう。ごめんね」
みんなに見られたくなかったな…
倒れるところなんて。
みんながそれぞれ席に戻るのを確認して、
窓の外を見る。
ちょうど葵や涼太先輩、山下先輩が来たところだった。
「あ…」
葵、髪色変わってる。
赤茶にしたんだ…
かっこいい…
頬が緩む。
その時だった。
葵がこっちをみたんだ。
目が合ったように思った。
私は慌てて立ち上がって背中を向けた。
「な、奈央?」
そんな私の行動にびっくりした様子の友美。
「あ、いや…何も」
と、言いながら恐る恐る窓の外を確認する。
いなくなっていた。
…びっくり、した。
見てたの、ばれたかな。
胸が高鳴っていた。
まるで、片思いしてたあの頃のようだった。
「友美、私文化祭が終わったら入院するね」
私が笑って言うと、
友美はさみしそうにしながらも
笑ってくれた。
「私、いっぱいお見舞い行くから」
友美なら本当にいっぱい来てくれそうだな。

