「奈央ちゃん、やっぱり入院は考えられない?」 北条先生の最初の言葉は これだった。 私はぷいっと北条先生から 顔を背けた。 「進行が早くなってるの」 ドキッ… それは、なんとなく分かっていた。 こうした症状が一気に増えたから。 「半身麻痺になるかもしれない」 かもしれない、なんて嘘。 近いうち私の体は自由に動けなくなる。 でも、だからこそ… 「動けるうちに、自分で自分の足で学校に行って友達と普通の生活がしたい」 今しか出来ないんだから。 出来なくなってから後悔したくないから。