なのだけど… 「奈央っ!!!」 友美の叫び声に近い声がしたのは それからすぐの事だった。 それは昼休みが終わり、 数学の授業を受けているときだった。 ずっと気分が悪くて、 意識が遠のいていたのは分かっていた。 でも、声を出す事すらも辛くて 必死に耐えていたら、ついに意識は途絶えて倒れてしまったらしい。 目が覚めると、病院だった。 あー、また来ちゃった。 この景色ももう見慣れたものだな。 「奈央っ…!大丈夫?!」 目に涙を浮かべた友美が私の手を握りながら声を振り絞っていた。