ヤンキーな彼にベタ惚れ。





相変わらず、私は毎朝窓の外を眺めるが日課になっていた。

もちろん、葵がこちらを見てくれることはない。

それでいいんだ。
また私の片思いなんだから。
叶わない、片思い。



「好き…」



窓の向こうに見える葵に
呟いた。









そんな私を見て友美は
いつも心配そうな目で私を見る。


そんな友美の視線に気づかないふりをしていた。







昼休み、お母さんは毎日お弁当を
作ってくれるけど食欲が湧かなくて
あまり食べれていない。

それに、気持ち悪い。
吐き気がひどい。




「あー…だめ」




私はフラフラと立ち上がった。
保健室行かなきゃ…



「奈央、一緒に行こう」



友美はそんな私に気づいて
一緒に保健室まで着いてきてくれた。







保健室に着くと、
聞き覚えのある声がしてドアにかかった手を離した。




「はー?まじで?あの中山が?」



「まじだってー。まじウケるだろ?」




中から聞こえる楽しそうな声は
涼太先輩と山下先輩。
顔を見なくてもわかるよ。