はぁ…
私ったら未練たらたら。
周りからしたら痛い子、なのかな。
『抑えられない気持ちはどうしたいいですか?』
最初の頃、葵にそんなこと聞いてたっけ。
今でもそうなの。
抑えられない気持ちがある。
でも、どうしようもないよね。
本当にバカはずっとバカだよ。
「そういえば、今学期は文化祭だね♪ほら、クラスでの出店とかお店回るの楽しみにしてたでしょう?」
友美のうきうきした声に
ハッとして窓から顔を背けた。
「あー本当だね。楽しみだね」
その時、私は一体どうなってるだろう。
余命半年と告げられて二ヶ月が経つ頃。
来月だもんね。
まだ、一ヶ月しかたってないんだ。
一ヶ月でこれじゃあ、来月には…
悪い考えしか浮かばない。
「私、病気のこと…クラスのみんなに話そうかと思う」
もういつ何があってもおかしくない。
そしたらみんなに迷惑をかける。
だから、最初から本当のこと言って
わがままを聞いてもらおうか、と考えた。
どうせバレるから。
だから、今日のホームルームは
先生にお願いして少し時間をもらった。
「うん、そうだね。このクラスのみんなだよ、分かってくれる」
うん、私もそう思う。
みんな、すごく優しいから。

