ヤンキーな彼にベタ惚れ。



「そしたら、弟はこう答えたの。"情けない、自分に腹が立つ。最後までプライドが邪魔しやがった。好きって一言が言えなかった。引き止められなかった。今も後悔してんだよ"って。それなら今からでも迎えに行けよって、そう思うけどあの子は実は弱いから。その勇気がないの」



嘘…
葵がそんなこと…

北条先生…
どうして、そんなこと言うの…
どうして、私と葵のこと…。

そんなこと言われたら、
せっかく忘れようとしてた努力が
台無しだよ…。



「好きだから離れようって決めたんです。今が幸せでも、きっとその分悲しみは大きくなるから。だから、早く離れなくちゃいけなかったんです」


だから、急いだの。



「…奈央ちゃん。自分の人生、後悔したくないんでしょう?好きなように生きたいんでしょう?今が幸せで何がいけないの。今が幸せでもいいじゃない。死ぬまで苦しい想いしてたら余計に悲しみは大きくなる。それでいいの?それで奈央ちゃんは後悔しない?本当に?でも、残された方は後悔すると思う。どうして気づいてやらなかったんだって、自分のこと責めるんじゃないかな」





言われたことが、正確すぎて
何も言えなかった。