ヤンキーな彼にベタ惚れ。




「ねぇ、奈央さなんか隠してない?
海の時も突然倒れたしさ…今も気分悪そうにして。それに、痩せたよね?やつれてる」





私は友美から顔をそらした。
もう、隠し通せない。
そう思った。





「私には時間がないって言ってたよね?あれはどういう意味?」




どういう意味…
そのままの意味だよ…。

私にはゆっくりしてる時間なんて
ないんだよ…。





「私、もう長くても半年しか、生きられないの」



ううん、
きっと半年ももたないだろう。
この時自分の体は限界だと思った。




「な、に…奈央?嘘、だよね?」




友美は声を震わせて聞いてくる。
嘘だと言ってというような目で私を見る。


ごめん、友美。






「脳腫瘍だって。末期の癌なんだって…これから海の時みたいなことも増えるしきっと夏休みが終われば学校にもあまり行けなくなるかも…」




でも、出来るだけ行くから。
体が本当に動けそうになくなるまで
ギリギリまでちゃんと行くから。





「やだよ…奈央、生きて」




友美が弱々しくて、
私の目からも涙が溢れ出た。




「私…そんな簡単には死なないから…バカだから簡単には死なないよ…」




笑って言った。