ヤンキーな彼にベタ惚れ。




それからの私は抜け殻のようだった。
ただ毎日部屋の窓から外を眺めたり
携帯を見つめてたり。

…葵がくるわけないのに。



ただ、北条先生が言ったとおり
頭痛や吐き気も増えたし倒れることも
多くなった。


そんな毎日を送っていた。








そんな時だった。



ピーンポーン





今日はお母さんがいたので、
チャイムがなっても出なかった。


でも、少ししたら部屋のドアが
開けられた。


そこにいたのは、お母さんではなく
…友美だった。

友美は私を見るなり目に涙を浮かべて。




「ばかっ!どうして何も言わないの!」



そう言って私に抱きついてきた友美。




友美はしばらく私を抱きしめた後、
私から離れた。



「葵先輩と別れた理由は?」



ああ…葵とのこと友美に話してなかった。
話せなかった。



「…理由なんて」



"ないよ"

そう言おうとしたんだけど。



突然吐き気に襲われて、私は部屋を飛び出してトイレに行った。



「おえっ…」




一日に何回こんなことがあるんだろう。
病気は、待ってくれない。
少しくらい待ってよ…






少し落ち着いて、部屋に戻ると
友美は深刻そうな顔をしていた。




「ごめん…」



なんとなく謝る。