お昼ご飯が終わり一服した後
葵を駅まで送ることになった。
もう、終わりにしよう。
今のうちに離れなきゃ。
終わりにできなくなる。
「あ、おい…」
公園まで来たところで立ち止まった。
手を繋いでいたから、必然的に葵も立ち止まった。
「何、どうした?」
そんな優しい声で聞かないで。
言いたくなくなっちゃうから。
「あのね…」
涙出そう。
でも、今だけは…
今だけはまだ待って。
「私たち…」
葵、葵…
ごめん、許して。
「別れよう」
葵、好きだよ。
世界で一番葵が大好き。
私にとって葵は誰よりも大事。
だからこそ幸せになってもらいたい。
「…は?何言ってんだよ」
葵の声が低くなる。
私は葵の手を離し、一歩後ろに下がる。
「ごめっ…ごめんなさい」
お願い、理由は言えないの。
言って心配かけたくないし、それで縛るようなことしたくないから。

