あまり、長く書くと
弱音を書いてしまいそうで
そこまでで終わりにした。
強くなるにはまだ時間が必要だった。
次の日、友美と会う約束をした。
久しぶりにあの喫茶店に行くために。
あの喫茶店にもいつ行けなくなるか
分からないから。
「私たち、常連だから店員さんに覚えられてるもんね」
友美の言葉に私は笑う。
そうここの店員さんみんなに覚えられちゃったんだ。
「高校生になってからかなり通ってるもんね」
高校生の客といつのも、珍しいのだろう。
若い人はまぁまぁ多いけど
私たちくらいの年齢の子はほとんどいないから。
「それより、今度海行かない?」
私はまだ元気なうちに
行けるとこには行きたくて友美を誘った。
「海?いいけど、奈央珍しいねー。海なんて今まで言ったことなかったのに。デブだから〜とかなんとか言って」
不思議そうな友美。
「そんなこと気にしてたら人生損だもん」
後悔のない人生にしたいから。
最高だったって思いたいから。
「葵先輩と行けばいいのにー」
冷やかすように言ってくる。
葵とも行きたいけど、なんか誘いにくい。
「その顔はためらってるなー?ダメだよーそんなんじゃ!誘いなよ、みんなで行こう」
みんな?
私が首を傾げると友美はニコッと笑った。
「私の彼氏も呼ぶし、ほら葵先輩の友達とかも!みんなで行くって言えば誘えるでしょ?」
あ、そういうことか!
確かにそれなら誘いやすいかも!
「わかった、誘ってみるね!」
私は早速携帯を出した。

