帰り道。 お母さんはまだ目に涙をためていて そんなお母さんをお父さんが慰めていた。 「お母さん、お父さん」 私は立ち止まって、声を出した。 お母さんとお父さんも立ち止まる。 「私、頑張るから。強くなるから」 癌に負けないくらい強くなる。 それで、生きる。 ギリギリまで…いや、半年以上。 出来ればおばあちゃんになるまで生きたい。 「だから…泣かないで」 二人が泣いてたら、私も泣きたくなる。 私が悲しませてるって思うと、 辛くなるの。