ヤンキーな彼にベタ惚れ。



「なのに、どうして私が?病気って人を選ぶの?」





何か悪いことしたかなぁ…


命の時間を削られるほどのこと
したのかな




「奈央ちゃん。諦めるなんてことは絶対にしないで。完治は望めないって言った私が言うのもおかしなことだけど、希望は捨てないで。生きる希望だけはずっと持ってて。奈央ちゃんの病気が進むのと同じように医学だって着実に進んでるわ。医者は患者を救う為にあるの。だから医者である私は患者である奈央ちゃんを救いたい。そのために全力を尽くす。だけど、奈央ちゃんが治療を望まないというなら、私はサポートする」




北条先生の言葉に
私は勇気をもらった。

どんな苦しみがあったとしても
諦めたらそれで終わり。
私は強くなりたい。
逃げない。絶対に。




「だけど、約束して。絶対に無理はしない。少しでも体調の変化があればすぐに私に連絡すること。病院にくること。ご両親にもちゃんと話すこと」



先生の条件に私は頷いた。

北条先生でよかった。
北条先生じゃなかったら、もしかしたら生きる希望を捨ててたかも。