は…?
癌?私が?
「え?なに?何の冗談?」
全然面白くないよ?
笑えないよ。
私が癌かんてありえないでしょ。
だってこんなに元気なんだよ。
でも、お母さんの涙を見て
それが嘘か本当かなんてすぐに分かった。
癌なんて簡単には受け止められない。
だけど、それが事実なら…
「奈央…明日一緒に病院行こう」
お父さんの言葉に頷くしか
出来なかった。
神様は意地悪なのかな。
葵と付き合えて、幸せだと思ったばっかりなのに。
こんな地獄を見せるなんて。
こんなに残酷な事を…
次の日、私はお母さんとお父さんと
北条先生の元を訪れた。

