奈央side
明日から夏休み!
そして、今は葵とデート中。
涼太先輩がもう少しで誕生日だから
プレゼントを選んでほしいらしい。
やっぱり、仲良しなんだなぁ。
そう思うと微笑ましい。
「この時計とかどう??」
私が時計を取り葵に
見せると、
「違う」
と、一言だけ言ってきた。
違うって…
涼太先輩の趣味じゃないのか。
私はもう一度考えて次は
かっこいいリングを手に取った。
「ねぇ、これとかは?」
涼太先輩に似合いそうな感じがする。
「いや」
え…
全部即答なんですけど。
涼太先輩手強いんだなぁ…
どんな、趣味してるの…
「ねーこれは?」
「違う」
「これは?」
「違う」
それからもこの会話の繰り返し。
全く決まらないんですけど。

