ヤンキーな彼にベタ惚れ。








奈央の母 side






明日から奈央も夏休みか…
家事とかも手伝ってもらえるし
娘が高校生にでもなると助かる。

小学生とかだと色々大変だし。


奈央は小さい時から
私やお父さんのこと何かとお手伝いしてくれてたし。

よく出来た子だわね。




「ふふ」




考えると微笑ましい。




一人娘だからわがままな子に
育つのかなとか心配してたけど
全くそんなことなかったし。


助けられてばっかりだったわ。




あら、いけない。
もう11時?
奈央ももう少しで帰ってくる!


ご飯の支度しなくちゃ…!





プルルルルル、プルルルルル…



「もーこんな時に…」




エプロンをつけ、急いで電話に出る。


「はい、小森ですけども」

『お母さんでいらっしゃいますか?こちら北条と申します』



思いもよらない相手に一瞬驚いた。
北条って、この間奈央の検査を
して下さった先生よね?



「あ、この間はお世話になりました。検査の…結果ですか?」



あれから一週間はたつから
きっとそうだろう。




『ええ。よろしければ今日にでも来ていただけますか?』




今日?
…まぁ、パートも休みだし行けるんだけど。



「はい…あ、娘も今日は昼おりますけど」


奈央の検査だし、奈央も一緒の方がいいかしら…



『では、ご一緒に…。お父さんはいらっしゃいますか?」



「主人ですか?」



まさか主人の事を聞かれるとは思わなくて聞き返してしまった。