ヤンキーな彼にベタ惚れ。



受付を済まし自分の名前を
呼ばれるのを待つ。


待ってる間も頭は痛いし
気分も悪い。

薬とか出してもらえるのかな。


今までここまでなることなかったのにな。
今年は特別暑いもんね。






『小森奈央さん。一番にお入りください』




思っていたより早く名前が呼ばれた。
お母さんと一緒に一番の部屋に入った。



中には若い女性の先生がいた。
すごく美人な先生だった。




「こんにちは、北条です」




先生は人懐っこい笑顔を私に向けた。


北条、先生…
葵と同じ苗字だー!



「さ、座ってください」



北条先生が私とお母さんに
椅子に座るよう促す。


私とお母さんは
軽く頭を下げ椅子に座った。




「頭痛と吐き気があるということですが、いつからですか?」



北条先生はパソコンに入力しながら
聞いてきた。



「えっと、ここまで激しいのは昨日が初めてです」



確か軽い頭痛は結構前からあったような気はするけど、気にならない程度だったから。




「うーん…」




北条先生は少し考え込む素振りをみせる。
すぐに、私を見て言った。




「検査してみようか」




検査…?
疑問に感じたけど、北条先生は看護師に準備をするよう指示をするから何も言えなかった。




「検査ってどのような検査をするのでしょう?」



お母さんが聞いた。




「レントゲンを撮ってみませんか?」



そう言う北条先生は
すごく真剣な顔だった。








それから、他の部屋に案内されて
人生で初めてレントゲンを撮った。


どうしてここまでするのか、
よく分からなかったけど。







全て終わり病院を出て
お母さんと一緒に家に帰った。