ヤンキーな彼にベタ惚れ。




奈央side


そして、お昼休み。
私と友美は屋上に、向かっていた。



屋上のドアに手をかけたとき



「それより、お昼は二人きりじゃなくていいの?」



突然、友美がそんなことを
聞いてきた。



「え?そんな事言われてないよ?」



二人で食べようとか誘われてないし。




「えーそうなの?」



不思議そうな友美。





「うん。だから、気にしないで?」



私がそう言うと、
友美は納得したように頷いた。



屋上に入ると、
みんな既にいて。

この光景がなんか安心する。




私は葵の隣に座って、
弁当をひろげる。



葵はいつものようにパン。
そんなんで体大丈夫なのかなぁ?
って、いつも私のご飯わけてるけど。




「は?今日卵焼きねーの?」


私のお弁当の中身を見て
あからさまに嫌そうな顔をする葵。



葵は私の作る卵焼きが好きみたいで
いつも私は卵焼きを食べれずにいたくらい。




「今日卵がきれててー…ごめんね?」



申し訳なさそうに言うと、
葵は「別に。つかウィンナー」と言った。


私はタコさんウィンナーを
葵の、口の中にいれる。




今日タコさんウィンナー
いつもよりうまく出来たんだよね。

葵と付き合ってから
お弁当は極力自分で作るようになった。

だから、料理の腕も上達していた。
と、思う。




「つかさ、ずっと思ってたんだけど
お前ってスカート短いよな?」


いきなりそんな事を言われて
頭の中は、『?』マーク。
しかも、ちょっとムッとしてるし。



涼太先輩や友美をチラッと見ると
二人はぽかんと口を開けていた。



山下先輩は『嘘だろ…』みたいな顔してるし。




「しゃがんだら、見えてんだよ」



声が低くなった葵の顔は
ムッとしてるというか、
もう完璧怒ったような顔になっていた。



「そ、そう…?」




スカートは一応折ってるのは折ってるけど…
短いなんて言われたことないし。



「短い」



そう答える葵は私を睨んでいて。

こ、怖っ!!



さすがの私も怯む。





「あ、葵?どうしたの?機嫌悪くない?」



と、笑ってみせるけど。
多分私の顔は引きつってると思う。