行かないでよ…
葵先輩、置いてかないで…
後ろを振り向いた葵先輩が目を見開く。
「は?なに…何だよ」
葵先輩が私の元に来る。
泣き止まない私を見て、葵先輩がため息をつく。
それが胸にグサっときて。
「何かっ…しました?私」
「は?」
葵先輩怒らせることしたなら、ちゃんと謝るから…
「急にっ…冷たくなるから、何かしたのかなって…」
私バカだから言ってくんないと、分からないよ。
「無自覚かよ…」
はぁ…と、うなだれる葵先輩。
かと思ったら、チッと舌打ちをして
私を見る。
な、何っ?!
「怒ってねーよ。…お前が…か、可愛い事するから…」
最後の方声が小さくなってたけど、はっきり聞こえた。
か、可愛いっ…?!
その言葉に涙は止まり、顔が熱くなるのを感じた。
「ガキがするよーな事すんじゃねぇよ…その、ほっぺた膨らますの…は、まじ反則なんだよ」
カァァァァァ////
葵先輩…私、噴火しちゃいそうです。

