ヤンキーな彼にベタ惚れ。





そして、放課後。

クラスのみんながいなくなったのを見計らって葵先輩が教室に入ってくる。




「今日は英語すっか」




英語かぁー…
数学の次に苦手。

だって、私日本人だよ?
英語なんて無理だよぉ…





「ほら、やるぞ」


葵先輩はそう言って自分のカバンからノートを出してそれを私に渡してきた。

ノートには雑な字で、『北条葵』って書かれてあった。


「それ、俺が去年使ってたやつ」



葵先輩が使ってたノートですと?!
ていうか葵先輩ノートなんてとってたの?

「葵先輩のノートなんてレアすぎる!」



私はそのノートを見つめながら言った。
ていうか葵先輩の私物は全部レア!



とか、心の中で気持ち悪いことを言ってみる。