次の日
私は窓の外を眺め、葵先輩が来るのを待っていた。
「飽きないねー…」
友美は半笑いで言ってきた。
友美には、
『ある意味バカップルだよ』なんて言われた。
付き合うようになって更に好きになったんだもん…
私の好きの限界なんて、きっとないんだろうな。
「あーー!葵先輩だ!」
ようやく待ちに待った人が現れて、私の目は完全にハート。
涼太先輩と山下先輩も一緒だった。
私は窓を開けて、大きな声を出す。
「あーおい先輩っ♪」
私が手を振ると、葵先輩は右手を上に上げてくれた。
付き合うようになってから、葵先輩はこうして返事をしてくれるようになった。
「涼太先輩、山下先輩もおはようございます!」
二人は笑顔で手をふってくれる。
山下先輩に限っては
「奈央ちゃん、おっはよー♪」
と、私の声よりも大きな声で言ってくれる。
そんな山下先輩を見て友美はいつも笑ってる。
「奈央って、最高に鈍感だよね」
先輩達が見えなくなってから友美は言った。
鈍感?
「どうして?」
よく分からないけど。
「んーん。別に?」
友美はそれ以上何も言わなかった。
もう…
友美ってたまに意地悪なんだもん。
「それにしても、葵先輩と一週間も補習だったら完全に私のこと放置だよね」
友美が残念そうに言う。
こうやって、たまに可愛いところもあるから好きなんだよね。
「補習が終わったらまた二人で喫茶店行こう?」
最近、あの喫茶店行けてなくてあそこで飲むコーヒーが恋しい。
「うん!そん時は奈央の奢りね!」
「はー?やだよ!」
私だって金欠なんだから!!

