ヒマワリ君の甘い嘘



することがない私はもう一度カバンの中身を確認して、忘れ物がないかチェックすることにした。



カバンに雑に入れられた教科書やノート。



「(今日の課題なんだっけ…?…確か国語のワークだったような…)」



カバンに手を突っ込んで、課題がちゃんと入っているか確認。


持ち帰っている量が多くないからすぐ見つかるはず………………………って


あれ………無い。



慌てて机の中を覗く。



「(無い!!何で!?家に持って帰ってるはずないのに!)」



無くしちゃったのかな?


…………………………どうしよう。





「どしたの?」




急に声をかけられて震える私の肩。