開始10分。
相手中学に先制点を入れられた。

「うぁっ!入れられたっ!」

華はあからさまにショックを受けている。

「大丈夫だ。こっからうちの中学も巻き返すはずだ。」

大樹がんばれっ…がんばれっ!


本当は大声でがんばれー!って言いたいんだけど…
周り結構静かに見てるし私も静かにしよう。


点数を入れられてからうちの中学は相手中学に流れをもってかれて必死に守ることしかできなかった。
そっから点数は動かず、前半が終了した。