片付け終了後、一旦家に帰ってまたみんなで打ち上げをやることになった。

「じゃあ、瑞穂。迎えに行くからな!」

「うん!」

考えても無駄だよね。
今、一緒にいれるってことはこれからも...
これからもってどこくらい?
いつか別れちゃうのかな。

いつか...私に飽きちゃうのかな。

なんだろ。
この不安はどこから来るのかな。
全然わかんないや...

「あぁ、もうっ!」

私は部屋にあるぬいぐるみを床に叩きつけた。

ぬいぐるみはなんだか切なそうな目に見えた。

「とにかく...準備しよ。」

私は最近買った服を着て、髪を綺麗にした。

ピーンポーン...

準備し終わった時にちょうどインターホンが鳴った。

「瑞穂ー!迎えに来たぞー」

大樹だ。
大樹にはこの不安気づかれないようにしよう。

大丈夫。
きっとわからない。
大樹がいくら気づきやすいからって気づかない。

これは、私の中で解決すべきなんだ。