瑞穂は楽しそうに電子レンジの前で鼻歌を歌っている。

楽しそうなのはいいんだけど...
ちらっと翔を見た。

すると目があった。
あいつも俺を見ていたらしい。

俺はぐっと睨んだ。
負けてたまるか...!

すると翔は...
にやりと笑った。


あいつ...何を企んでいる...
まったくわかんねぇ...

「大樹くーん!指名入ったよー!」

「お、おう!」

だめだ。
楽しいはずなのに頭から瑞穂のこと、翔のことが頭から離れない...