男友達。-友達以上恋人未満-

「ちょっと、二人ともっ!私の存在忘れないで!」

いつの間にか着替え終わっている華。

かんっぜんに忘れてた....

「ごめんごめん....」

「お前ら、そろそろ始まるぞ。」

海斗くんがネクタイを直しながら言う。

「うんっ!」

華が満面の笑みで返事をした。

ついに、文化祭が始まる。

たくさんの大樹の笑顔が見れる。
想像するだけで思わず笑みが溢れる。

どうか幸せな時間が訪れますように。
それをただ、願うだけだった。