券を買って入る。

「プラネタリウムって久しぶりかも...」

「俺も...」

椅子に座るとがこんっと背もたれが倒れる。

「あ、プラネタリウムだもんね!背もたれ倒れるんだ...」

大樹の方をむく。

「そうだった、俺もびっくり...って」

大樹との顔の距離が驚くほどに近い。
なんだろう。
なんでこんなにドキドキするんだろ。

頭がクラクラする。

「瑞穂...」

大樹がさらに距離を詰めて私と大樹の距離は0センチ。

その一瞬がスローモーションのようだ。