男友達。-友達以上恋人未満-

「おい、俺が相手って忘れてただろ!」

すると瑞穂はうっと顔をしかめたが

「そ、そんなわけないじゃん!」

と見え見えの嘘をついた。

「ばか。顔に書いてあるぞ」


俺はでこぴんをかます。


瑞穂に触れたところが痺れる。
そして、全体にその痺れが広がっていく。
感覚が麻痺してるような...
そんな感じ。

「いったぁ...!なにすんのよっ」

ほっぺたをふくらませる瑞穂。
かわいい...
けど...ふぐみたい...

「ぶはっ...!ふくれっつらー!ぷくぷくー」

その顔がどうしようもなくおかしくて俺は思わずふいてしまった。

「誰のせいだと思ってんのバーカ!」

怒っててもかわいいやつ。
なんで俺のじゃないんだろ。