話したきっかけは席替え。
俺と瑞穂が隣になった。

その時の瑞穂はなんだか大人しくて、だけどなんだか遠くを見ているような不思議なやつだった。

肌は透き通るように綺麗で鼻はすっと通っていて。

いつまででも見ていられる。

きれいってこういうこと言うんだなって思った。

ずっと見ていたい...
ずっ...

「凌雅くん...だよね?」

「えっ!?あ!?え!?」

ぼけーって見ていたら瑞穂から声をかけてきた。


これが、最初の会話。

俺はあたふたしてしまった。

だけどきっと俺はこの時から瑞穂に恋をしていた。
つまり、一目惚れだ。