〝俺にとっては大事な話かも〟
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「やっほ!」

結局、大事な話ということでわたし達は前の公園で会った。

「あ、うん。やっほ凌雅くん...」

私は若干憂鬱である。
いくら大事な話とはいえ来るべきではなかったかな...

あ、いやでも相談とかかもしれないし...

「なんだ?元気ないな」

私の顔をのぞき込む凌雅くん。

「元気なくないよ?話ってなーに?」

手短に済ませなければ...


「本題入るの早いな...本当は、瑞穂の中学との試合に勝ってから言いたかったんだけどさ」

と、ひと呼吸おいて

「俺さ、ずっと瑞穂のこと好きだったよ」


あまりにも無邪気な笑顔で凌雅くんは言った。