大樹と新しい関係で、二学期をむかえる。

それは、クラス替え同様の気持ちになった。

新しくなにか始まる。
そんな予感。

「瑞穂！おはよ！」

学校につくと下駄箱に華と海斗くんがいた。

「おはよう華！二人で登校？」

怪しい…

「へっ？あ、まぁねっ！」

「なんだ、笠原今更か。俺らは付き合った。」

「ちょ、海斗くん！」

無表情で淡々と話す海斗くんとあわあわする華。
なんだかお似合いだ。

「おい、海斗！報告受けてないぞ」

大樹はむすっとする。

「あぁ、悪い。お前があまりに笠原と付き合えてにまにましてるからいうタイミング逃した。」

「なっ！海斗！余計なこと言うなっ！」

「ちょっとみんな、早く教室行こ？おくれる！」


このままだとキリがないと思った私はみんなを止める。


でも、みんな元気そうだ。