瑞穂side

きーんこーんかーんこーん...


班決めの時間が終わる


「瑞穂!ほんとありがとう!ほんとありがとう!」

終わった途端に華が私の元へ走ってて、ぺこぺこと頭を頭を下げる。

「いいよいいよー!修学旅行楽しもうね!」


あ、華に大樹のこと言わなきゃ...

「あのね、私...大樹のこと好きなの」

というと、あぁ、と華は言って

「知ってるよ?クラス替えのときから」

と、当たり前のように言った。


「なんで知ってるのー!?」

「そんなんすぐわかるよー!瑞穂わかりやすいもーん!」

そんなわかりやすいのかな…

「とにかく、瑞穂。がんばって!応援してる」


「うんっ!ありがと!」