俺はその日に塾にいる瑞穂を見に行こうと思って瑞穂の通う塾へ行った。

まじめに授業を受ける瑞穂。
あいつの真面目な顔はかわいい通り越してきれいだ。

白く透き通った肌。
黒のサラサラのストレートの髪
通った鼻

本当にきれいだ。


「俺はストーカーか...」

ぼそりとつぶやく。

中にいる瑞穂が立ち上がる。
授業が終わったようだ。

出てくる瑞穂に声をかけようとした。
だけど...


隣には違う男がいた。


瑞穂は笑う。
俺の知らない顔。

あんな顔して笑ったことない。
あんな...あんなにあどけなく、幼く、かわいい笑顔。
見たことない。


塾から出てくる瑞穂。

俺は思わず隠れ、見つからないうちに家に帰った。