小6の頃。
私は凌雅くんと出会った。

その頃の私は平和主義。
静かに暮らしたいタイプの人間だった。
それなのに...

「おいっ!みずほるもんっ!」

凌雅くんはいつも私をからかった。

初めはみずほるもんと呼ばれているだけだった。
だけど、行為はだんだんエスカレート。

小6で思春期が始まりだしているのに容赦なく私のスカートをめくったり、がんばってとっきんとっきんにした鉛筆でさえも折られたりもした。

そのせいで私は穏便に、平和に過ごせなかった。

その時の私は子供で、凌雅くんのこと生涯忘れない...恨んでやる...
そう思っていた。