塾に通い始めてはや一週間。
私は週３のペースで通っていた。

先生1、生徒２の個人授業でそれは私にとてもあっていた。


｢瑞穂ー！｣

授業が終わった華に声をかけられる。

｢ん？どしたー？｣

｢瑞穂この時間で終わり？終わりだったら帰りアイス食べようよー！暑いし…｣

今この塾はクーラーガンガンだけど外に出たら暑そう。

｢んー、そうしたいんだけど残念ながらもう1コマあるの！ごめん！｣

｢なーんだ！なんかここの塾きてからさらに瑞穂頭良くなってるし人間じゃないよね…｣

と、ため息をつきながら言われる。

｢そんなことないわ！早く帰ってーお勉強の邪魔です！｣

｢あ！瑞穂が邪魔もの扱いした！もう知らない！ばかぁぁぁ！！！！｣

そう言って華は走っていった。

華のいない塾は一気に静かになる。
あの子どんだけ元気なんだ…