「ばーか、瑞穂は女だろ?おくってってどーする」

にこっと笑いながら私の頭をこんっとする。

どきん…

触られたところから熱が広がっていく。


「いいよ!送る!別に大樹の為じゃなくてあの、散歩がてら!」

散歩なんてしないけど口実をつくる。

「....あ、わかったー」

大樹はニヤリとして

「俺とそんなにいたいんだな?わかったよ。じゃあ頼むわ」

ず、図星....
忘れてた。大樹に嘘は通じない。

「い、一緒にいたいとかじゃないし!早く行くよっ」

「はいはい....」