瑞穂side...

「...ずほ...瑞穂...」

なんだかこだまするように大樹の声が聞こえる。

「瑞穂...」

「たい...き...」

「瑞穂...ろ」

ん?よく聞こえない...

「瑞穂起きろ!!!!」

「はいいいいい!!!!!ごめんなさいっ!」


起き上がると私の部屋。
私の体にはタオルケットがかぶさっていて横には

「やっと起きたか」

とため息をつく大樹。