一週間後



　　休日になり　今日もすることがなかった。


　　病院には　行かない事にした。

　
　　理由は　死んでしまうなら　死のうと思ったから。


　　１人の人生は　もうイヤになったから。


　　



　　今日は　少し遠いところにある　ひまわり畑に行った。


　　なんとなく　行きたくなったなら。


　　ひまわり畑には　１人だけ　同い年ぐらいの　男の人がいた。


　　もちろん　その人には声をかけず　ただひまわりを眺めていた。



男の人「すごく　悲しい顔をしているね。」


　　突然　男の人が声をかけてきた。


　　無視する訳にもいかず…


私「そうですか？」


男の人「しているよ。」


　　私が悲しい顔をしているなんて　思わなかった。


　　初対面て話かけてくるなんて　おかしいと思ったけど　


　　何だか　話たいと思った。


　　それから会話はなかった。


　　ただずーっと　２人とも　ひまわりを眺めていた。


　　


男の人「そろそろ　帰らないと。」　


　　　
　　あたりを見ると　真っ暗だった。


　　でも　なぜか　ここに居たがった。


　　でも　仕方がないから　帰らないと。


私「そうですね。　帰ります。」


男の人「またね。」


　　私は　聞こえないフリをして　帰った。


　　でも　またねって言われた事が　嬉しかった。


　　そんな事　言われたことが　なかったから。