「蓮見くん、耳赤いけどどうし──」 「はい、席に着けー」 耳が赤いことについて指摘しようと思ったが、タイミング悪く担任が教室に入ってきた。 もう、なんであたしはいつもこうなんだ! 渋々席につき、登校してきてすぐのように机に突っ伏す。