ガチャッと、屋上の扉が開いた。 顔をゆっくりと上げると、悠真くんが心配そうな表情を浮かべながら立っていた。 「…悠真くん……」 「…実愛」 そっとあたしを抱きしめると、悠真くんはその大きくて温かい手であたしの頭を撫でる。 「俺にしとけよ……」 「え……」 驚いて悠真くんを見上げると、あの告白のときのように、真剣な表情であたしを見つめていた。