「俺、実愛が好きだ」 そっと、悠真くんはあたしの頬に触れる。 す、好きって…… 「ほんとに…!?」 「おう。前から、いいなって思ってて文化祭でもっと好きになった」 照れたように笑う悠真くんの言葉に、あたしも顔が熱くなる。 でも、やっぱりあたしは─……