「春川ー、これそっちに持っていくの手伝ってくんね?」 「うん、いいよー!」 あたしたち2年2組は、ただ今おばけ屋敷の準備中。 クラスの男子、林 悠真くんに呼ばれたあたしは、荷物運びを手伝うことにした。 いっぱいあって、大変そうだもんね。 「春川、裏方だっけ?」 「うん、寝てる間に決まっちゃってー」 唇を尖らせながらそう言ったあたしを見て、林くんは、ははっと笑う。 「大事な話してるときに寝るなよー」 「知らない間に寝ちゃってたんだよ~」