だいすきなんです、蓮見くん!




このままでは通報されて、あたしは………



「そんなのいやああああ!!!」




つい叫んでしまった瞬間、勢い余ってインターホンに指が当たってしまい、




──ピンポーン



「えっ、あっ!」




あたしの心とは裏腹な、軽快な音がこだましたのでした。