少し眠そうに、肘をつきながらぼーっとしている蓮見くん。 なにしても絵になっちゃうから困るよね。 そーいや、おばけ屋敷であたしなにする係になったんだろ。 「なっちゃん、あたしの係なに?」 あたしは、隣の席に座っている大親友のなっちゃんこと片山 菜月に尋ねた。 なっちゃんは呆れたようにあたしを見た。 うん、こんな大事な話し合いのときになんで寝てんだよ、って思ってるんですね、わかります。 「あんたが寝てる間に、裏方に決められてたわよ」 「ええ!?裏方ぁ!?」