だいすきなんです、蓮見くん!




「ええっ!?あの蓮見くんと付きっ……むぐっ」



「なっちゃん、声大きい!!」



「ご、ごめん、びっくりしちゃって」




話を聞いたなっちゃんは本当に驚きが隠せなかったらしく、急に叫びだしたので、あたしは慌ててなっちゃんの口を塞いだ。



うん、普通こうなるよね。



あたしも信じられなかったもん……。



「へぇ~、あの氷の王子様がとうとう実愛のことをねぇ……」



感心したように頷くなっちゃん。




なんか、実感わかないなあ。


いっつも、あたしだけが一方的に好きだったし。